‘web’ カテゴリーのアーカイブ

MT・DDC FUKUSHIMA に行ってきたよ。

2010年11月25日 木曜日

福島での初勉強会に参加してきました。
MT DDC Meetup Fukushima ということで、基本的には終始もう、MTでいいじゃん。的なおはなし。ぢつは、MTについては MT3 頃にちょろっと使った記憶しかなく、MT5.1 のことや、ましてプラグイン作ってみるとかサッパリノータッチできてたので、とても興味深くおはなしに耳を傾けさせていただきました。

ということで、各セッション単位でざっくりメモ。

ボクが MT をすすめるワケ 〜蒲生 トシヒロさん〜

MT と WordPress を幾つかのポイントで比較してみるという内容。ざっくり言うと、CMS としてのデキとしてのポテンシャル・ユーザビリティ・セキュリティ共に大差はない、と。まぁ、そりゃ大差はないですね。ライセンス形態が違えばセキュリティ対策が異なるのは当然といえば当然なわけで、結局のところチョイスの決め手は好みだったりするのかなという印象。 流れ的な点からすると、HTML5 のフォローアップをどこまでいけるかっていうのが、いま(とこれから)シェアをつかむ上での 1 つのポイントになるんでしょうね。

ただ、自分がいま選ぶとすると、テーマやプラグイン周りで MT に手を伸ばしてみたいと思う。インターフェースがこなれてるというのもあるけど、デモを通して見るだけでも WP より良さげだなぁと。ま、これも主観ですが。

MT 5.1 の新機能 〜金子 順さん

お題のとおり、新機能のおはなし。機能についてはボクがここでゴニョゴニョとにわかメモを並べなくてもアチコチで見れるのが割愛。

金子さんのセッションでおもしろいなと思ったのは、「ウェブサイトを小さくはじめて、大きく育てる」と仰っていた点。これ、けっこう大事。特に、中小企業なんかはウェブにお金かけたくてもかけれない。でも、なんか目立つことやらなきゃ、っていう気持ちだけが先走って、変に大風呂敷広げてみたり、制作サイドにムチャぶりしてみたりっていうお話を耳にすることが多い。

そういう時に、このマインドを持ってることで、サイトを文字通りどう作ってくのか、ブレない軸が見つけ易くなると思う。

プラグインで何がデキル? 〜藤本 壱さん

いろいろできるんですねぇ。いろいろできる反面、留意点としてバッティングには気を付けましょうね、と。

ライトニングトーク×4

Dreamweaverを利用したMTテンプレート制作の効率化 〜國分さん〜

DW の機能拡張を使うとか、コードスニペットを使うとか、いわゆる制作のキモのおはなし。何よりも、國分さんのジャパネットたかたの中のヒトばりのプレゼンにドキドキしてしまって良く分からなかったり。思わずツイートしちゃったら、知らぬ間に広がってた…。國分さん、ホメ言葉として受け取ってください。ホントに。

MT プラグインでテーマ機能をより実用的に 〜ガジロウさん〜

テーマのとおり、実用面に特化したおはなし。そのため、非常にライトな部分しか知らないボクには、少々難しかったです。

管理画面のカスタマイズプラグイン 〜赤井さん〜

MTAppjQuery スゴい! 普通にスゴい。 実用面では多少気になるポイントはあるけど、コスト押さえてユーザビリティを上げるにはかなり有効なプラグインですね。

プラグインで複雑な検索機能を実現 〜タカタ社長(再)〜

CustomFieldsSearch です。これもイイなぁ。検索系サイトであれば、検索オプションをどこまで付与するかって重要だったりするのだけど、それを容易に実現できるっていうのは素晴らしいですね。実用に耐えうるパフォーマンスが出るのかがポイントかな。

あなたの知らない MT プラス α 〜野田 純生さん〜

ざっくり 2部構成のセッション。1部は MT 絡みの技術的なおはなし。2部はウェブビジネスについてのおはなし。今回のイベントは MT バンザイなイベントなわけだけど、当初ボクが一番聞きたかったは、ぢつはこの純生さんのビジネスのおはなしだったりする。

関西トークで期待通りおもしろいおはなしを伺えたのだけど、いくつか記憶に残ったことを挙げておく。

    しゃがまないと飛べない
    ・シフトチェンジに当たって、準備にかける時間やお金をケチらないこと。
  • 2回実現できなかった目標は3回目もできない
    あきらなめければいつか達成できるだろうけど、考え方や動き方を変えることも必要。
  • 何かするかではなく、何を捨てるか
    この考え方はおもしろいなと。

以上。
総括としては、やっぱり「もう、MT でいいじゃん。」てことになる。とりあえず、このエントリも約1年ぶりのエントリになったわけで、MT に移行してみようかなと思ったり。

スピーカーのみなさま、運営のみなさま、お疲れさまでした。

Web マーケティングセミナーに行ってきたよ。

2009年10月21日 水曜日

技評主催の Web マーケティングセミナー に行ってきました。
いわゆるウェブ業界に身を置いてきたものの、マーケティングを考える機会というのは少ないわけで、とても新鮮にお話を伺えました。

ウェブ解析によるウェブマーケティングのポイント 〜オムニチュア 安西さん

Adobe にバイアウトされて何かと話題のオムニチュア。ウェブマーケティングにアクセス解析を活用する場合、事前準備として何がポイントになるかというお話。

  • ユーザ行動を知る
    ユーザとサイトを大きく捉え、引いた視点で俯瞰する。
  • サイト内検索ワードを分析する
    「検索ワードが何なのか?」ということだけでなく、「結果が無かった検索(ゼロ検索)は何か?」という点に注目し、機会損失を回避する.
  • サイト流入を知る
    リファラ情報、メール、RSS から得られる情報をまとめ、「コンバージョンに結びついたケースは何か?」を知る。つまり、流入〜コンバージョンまでの経路を分析する。
  • ユーザを分類する
    「属性」「行動」の2面でユーザを分類する。「属性分類」は、会員/非会員、ユーザステータス、ジオグラフィック情報、来訪回数を分析。
    「行動分類」は、流入元、サイト内で参照/利用したものを分析していく。

この他、「リマーケティング」を如何に効率良く実施するかという点で、「レコメンデーション」「リテンション」の効率化を挙げられていました。レコメンドにしろ、リテンションにしろ、ユーザ分析の正確性の上に成り立つわけなので、結局は如何に最適な分析を行うかということに集約されるわけですね。

また、「Actions Speak Louder than Words」と仰られていました。正確な分析結果は現実的な行動なのでこの言葉は正なのでしょうが、アンケートと分析の結果が乖離していた場合、単純にアンケート結果よりも分析に重きを置くというのは少々強引過ぎる印象を受けました。アンケートに含まれる期待値は、行動分析で得るのは難しいでしょうから。

オラクル CMS の実力 〜日本オラクル 渡邊さん

オラクルの CMS、Oracle UCM(Universal Content Management)はすごいですよ、というお話。
CMS 第2世代と位置づけた ECM(Enterprize Content Management)のソリューションとして展開しているミドルウェアです。恥ずかしながら ECM って?というところから入ったのですが簡単に言うと、従来の CMS がウェブコンテンツの管理を目的とするのに対し、ECM は企業の持つすべてのコンテンツを管理対象とすることを目的としています。

ということで、Oracle UCM はこの ECM システムという位置づけになるのですが、「Word ドキュメントの自動 HTML 化」や「コンポーネントベースでの機能拡張」、「トータルでの EC サイト構造対応」「ネイティブ/ 各ベンダ製アクセス解析への対応」など、機能的な魅力を持っていますよと。

ECM の考え方は CMS 本来の目的だと思うので、より身近なアプリケーションになってくると良いなと思います。でも、やっぱり Oracle は高いですよね。

キーパーソンが見る WEB 業界 〜トークセッション〜

ワンパク 阿部さんコンセント 長谷川さん郵便事業株式会社 筒井さん読書家 森田さんによる、ウェブ業界の今とこれからについてのトークセッションでした。森田さん、読書家って…。

「ユーザのためとは?」「ユーザ中心?サイト中心?」「2010年に向けて」の3つテーマが掲げられていましたが、結構別の別のところを走りながらも興味深いトークセッションでした。

キーワードは「ターゲットの明確化」。ターゲットを明確にすることで期待できるメリットは多くありますが、ターゲットを絞ることに因るリスクを知ること。それから、ビジネス戦略のターゲットと Web 戦略のターゲットを混同してしまわないこと。 これらを留意しましょうと。

この他、PDCA やら HCD、KPI なんかの話題も出てましたが、どれも「何のためにそれするの?」ということをしっかりと考えることの必要性を説かれていました。結局は、「顧客満足度(CS)」を引き上げる」ための手段であって、その行為自体を目的とするのはナンセンスですよと。ごもっともです。

スピーカーのみなさま、ありがとうございました。

Flash > HTML5 ?

2009年10月9日 金曜日

HTML5 による Flash 不要論が上がりつつも、時期が時期だけにまだ致命傷を負っていないわけだが、この対立について、Life is beautiful の中島さんがエントリされていた。

エントリは、Flash vs HTML5 の様相にモバイル(スマートフォン)マーケットの状況を加え、Adobe vs Microsoft vs Google vs Apple の4つ巴に注目したものだ。ただこれは、先の MAX のアナウンス(Adobe が CS5 で iPhone アプリのパブリッシュを実現可能とする)より前のエントリのため、今だと若干異なる予想になるのかもしれない。

スマートフォンへのコミットに一歩出遅れた感のあった Adobe が、iPhone に Player を載せることは出来なかったとはいえ、アプリ開発側から喰らいついたカタチとなった。やはり Apple 側の制約はある程度出てくるのだろうが、大きなひとくちになりそうな期待はある。

さらに、この iPhone へのアプローチの仕方を考えると、HTML5 についても同様に、「Flash から HTML5 をパブリッシュできます」 というアナウンスを耳にする日が現実味を帯びる。

Flash OOP 勉強会 vol.34 に行ってきたよ。

2009年9月24日 木曜日

Flash OOP 勉強会に行ってきました。
なんだかんだで OOP 勉強会は初参加。

今回のテーマは次の3つ。

  • オンラインビデオビジネスの地殻変動
  • ソーシャルアプリの現状
  • Felica と Air によるサービスアプリ開発

なんだか1つも OOP 的な要素が見当たらないのはご愛嬌。話題も新しい mixi アプリなんかを含めたソーシャルアプリのお話はとても魅力的でした。

さて、雑感としてメモ。

オンラインビデオビジネスの地殻変動 〜adobe 太田さん〜

hula.com や BBC Player などオンラインビデオビジネスマーケットにおける Flash はこんなにスゴいんだよ、というお話。

確かに前職でも TBS のオンデマンドシステム開発のお話が挙ってたりしましたが、今の日本のテレビ局が持つ VoD は全部 Flash なのね。H.264 もいけるし、Player の普及度合いからも暫くひっくり返ることは無いのでしょう。みんな Flash でがんばればいいんだ。DRM なんかも、きっちり抜け目無くユーザに優しい感じだし。

ちょっとだけお話のあった、Open Screen Project も楽しみです。

ソーシャルアプリの現状 〜RockYou 石塚さん、Dango 石橋さん 〜

いまソーシャルアプリはすごくホットなので、一緒に作りましょうよ。というお話を、会社は違えどソーシャルアプリに関わる両社の視点から伺いました。

両社とも Facebook でのソーシャルゲーム市場での経験からのお話をされていました。日本でも mixi アプリが動き始めたところですが、若干期待はずれ感の声を耳にすることが多い気がします。mixi だと、やっぱりモバイルがキモなんだろうと思います。

と、話しが逸れましたが、ユーザも多いし、マネタイズも期待できるし、デベロッパーとして手を付けない手は無いよ、というのが両社共通の見解の模様。

Felica と Air によるサービスアプリ開発 〜Sony 相馬さん〜

Felica の SDK もこっそりオープン化されてるし、Felica も結構おもしろいことできるんですよ。というお話。

出始めの頃は、その目新しさもあり話題を目にする機会が多かった Felica。オサイフケータイや suika などの交通機関パスなど、比較的日常生活に馴染んでいるはずなんだけど、いまいちインパクトに欠けるというか、サービスとしての認知が低い印象があります。

そんな Felica も、いろいろやってます。
特に、Felica Lite というものは、Felica のチップ(?) をシールタイプで提供することで、プロバイダ企業が好きなもの(例えば名刺とか、会員証とか)を Felica 化することができる。これ、何だかおもしろいことできそうな気がするー。まだ未定とのことだけど、まっさらなシールで販売して、ホームプリントで作成できたら良いなぁ。

ビルコム x カヤック = mixi アプリ万歳?

2009年8月30日 日曜日

ビルコムカヤックが、mixi アプリの企画・開発・PR の代行サービス「SNS アプリ PR」を発表している。

 via: ビルコムとカヤック、「mixi」アプリの開発・PR代行を開始

先日 PC 版の正式リリースが行われた mixi アプリの市場で、企画から開発・PR まで丸ごと代行するというものになる。クローズドベータの頃から、mixi アプリ市場に期待するデベロッパー企業は多かったが、立ち上げから運用までをパッケージとして代行するサービスを発表したのはこの2社が初めてではないだろうか。

PR 会社であるビルコムと、面白法人カヤックがタッグを組むことにより、サービスにおける2社の役割は明確だろう。しかし、なぜカヤックはビルコムと組んだのだろう。完全に私の主観では、カヤックの企業スタンスとバイタリティを持ってすれば、PR についても十分にまかなえるのではないか、と思う。そこには、カヤックならではの PR の仕掛け方への期待があるからだ。もちろん UNIQLOCK をはじめとしてたくさんの web サービスの PR 実績のあるビルコムなだけに「餅は餅屋」なのかもしれないが、メインフィールドではないカヤックがそれをすることに、カヤックのイメージがあるような気がする。

なんにせよ、何かやってくれることに疑いの余地はない。