‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

CSS nite in Fukushima に行ってきたよ。

2010年12月5日 日曜日

うん、行ってきた。

今回は、スピーカーに swwwitch の鷹野さんを迎え、「プレゼン」をテーマにしたワークショップスタイル。いろいろとドキドキしつつも、あっという間の4時間でした。

資料は配布されてるけど、幾つかピックアップしてメモ。

プレゼンはプロポーズだ

これは鷹野さんのお言葉ではなく、「プレゼンって何なの?」っていう問いに対して受講者からでた言葉。
その心は…「相手から YES をもらう!」 これは上手いし、おもしろいなと。

こちらの望むアクションに上手いこと導くのがプレゼンのゴールになるわけで、プロポーズもまぁ、1つのプレゼンですね。

プレゼン成功の3原則+α

  • ゴールの共有・・・これがハズレてたらただの自己満ですね。
  • ロジック・・・ビシっと軸を立てつつ、ブレなく組み立てる!
  • パッション・・・パッション、ときどき勢いみたいな感じでしょうか。
  • プラスαで、ユーモアを。

それから重要なのは、「スライド作りより、リハーサルに時間をかけよう」ということ。
プレゼンとなると、資料作りに集中してしまってリハの時間が全然なかったり、挙句の果てには、資料作りで満足してしまったりなんてこともある。これはダメ。

デリバリスキルを高めよう

正直、これがイチバン難しい。
習うより慣れろみたいな部分が大きいのだけど、日常、テレビなんかでも十分良い勉強になる。モンタさん然り。

スキルアップの訓練としては、音声や動画で自分自身を客観視してみること。冗談抜きで恥ずかしいけど、これ大事。思った以上に、普段ちっとも気にしてなかった癖に気づくはず。ほんとに。

No Opera, No Life ?

Opera 最強伝説なんです。
ぼくも Opera 使ってみたくなりました。そのうち、ね…。うん。

参考図書

  • スティーブ・ジョブス奇跡のプレゼン 〜スティーブ・ジョブス〜
  • プレゼンテーション Zen デザイン 〜ガー・レイノルズ〜

まとめ

4月にこっちに戻ってきた身としては、今回のようなイベントでたくさんの方と知り合えたことが一番の収穫だったりします。もちろん、ワークショップもためになりましたが。

今回は簡単な名刺を作っていったので何人かの方と名刺交換できたのですが、やっぱり名前も入れとくべきだったかなぁと。敢えて入れなかったんだけど、ちょっと失敗。ま、いっか。

最後になりますが、鷹野さん、寒空の下で車誘導や会場作りをされた CSS nite スタッフのみなさま、ありがとうございました。そして、お疲れさまでした。次回も楽しみにしています!

Think Think Think。

2009年10月17日 土曜日

縁あって、コミュニケーションデザインな某社にお邪魔させていただきました。
まだ創設数年の若い会社ですが、制作コンテンツのキワドさ、やりきるパワーが眩しい。そんなイメージ。

伺うことになった経緯は、私が採用に応募した際、時期が悪いので今は採用していないのだけど、1度遊びにきてみませんか?とお誘いいただいたことにあります。お言葉に甘えて本当に遊びに伺ってしまった私でしたが、なんと、代表はじめ役員御三方が勢揃い!のっけからの先制パンチに既にワキ汗だくだくな私…。

会社の組織的なお話、スタッフに求めるマインドのお話、クライアント(案件)への関わり方のお話。当初抱いていたイメージだけでなく、飛び道具的なインパクトの裏にある確かなモノづくりへの姿勢をビンビンに感じました。

中でも、「考えること」の捉え方。
すべてのスタッフにしっかりと「考えること」を要求する。制作会社の多くにありがちな所謂オペレーターではなく、ひとりひとりが考えた上でコミットし、共有して、手を動かす。イスの位置 1cm、フィギュアのブランド。1つ1つを考えて形にしていくことで、ああいうコンテンツやサイトを作っているんですね。

そしてやはり「楽しむ」こと。
調子にのってスタッフさんが残る現場まで拝見させていただいたのですが、みなさん楽しそうに手を動かす姿が印象的でした。真剣に取り組むことと、仏頂面で画面を睨むことは違います。コミュニケーションをとりながら作り上げるのを楽しむことは、素敵なことです。

なんだか上から目線な感想になってしまっているのではと気になりますが、本当に魅力的で刺激になりました。今後の制作サービス、コンテンツも楽しみにしています!ありがとうございました。

Android の行方。

2009年9月16日 水曜日

iPhone 対抗馬としてさんざん話題をふりまいた Android だが、日本市場での搭載端末は未だに docomo の HT-03A ただ1機種である。

なぜだろうか?

ソニーエリクソン始め各社が Android 端末を開発中(であろう)ということは、あちこちのニュースで記されているが、未だ無いのが現実だ。docomo については、HT-03A で iモードサービスが通常利用できない(そのため、メールがプッシュされない)といった致命的とも言える大きな課題がある。邪推に過ぎないが、端末開発各社だけでなく、docomo 側の調整が追い付いてないのではないだろうか。

そんな現状をよそに、「Android マーケットへの有料アプリ“登録”が可能になった」ことを google は発表している。google は着々とそのマーケットを固めつつあるのだ。

ソフト、インフラが整いつつあるにも関わらずハードの選択肢が無いのでは、何ともお粗末な展開だ。もちろん皮肉だが、iPhone アプリが iPhone 端末1つのみであることに、真っ向勝負する意味は無い。Android が持つ自由度の利点が、日本のケータイ鎖国から解き放つ日はまだ遠いのだろうか。

ソフトバンクの勢いの行方。

2009年9月8日 火曜日

2009年7月の契約数(純増)で、3年ぶりにドコモに1位の座を明け渡したソフトバンクが、僅差ではありますが、8月は1位の座を取り戻しています。(電気通信事業者協会調べ

そもそも、新規モデルの発売時期でもなかった7月に、ドコモに遅れをとった理由は何だろうか。地味に Android 端末の人気が高まりつつあるのか。iPhone 端末の品薄がダイレクトに響いたのか。

やはり後者だろう。
多数の芸能人や犬を使った地道なプロモーションの効果もあるかもしれないが、なんだかんだ言っても iPhone はソフトバンクにとっての大きなアドバンテージであることに変わりはない。他キャリアからのソフトバンクへの乗り換えは私の周りにも多くいたが、皆一様に iPhone ユーザと化していた。それほどに、端末が売れにくい今のケータイ市場における iPhone のバリューは大きいはずだ。

だからこそ、この状況下で端末の品薄というのは、完全なるミスと言わざるを得ない。マーケティング戦略の1つとして、市場に回す品数をある程度抑制しプレミアム戦略をとることは iPod でおなじみだが、「iPhone everybody キャンペーン」の終了が近づくこの時期にとるべき戦略ではないだろう。

とはいえ、2位陥落から1ヶ月で早くも1位の座に返り咲いている。相変わらず iPhone の品薄感は否めない状況での再逆転なだけに、まだまだソフトバンクとドコモ間の揺れは続きそうだ。それにしても、累計ではソフトバンクは au にも届いてないことに驚いた。

ヨロコビの感じ方。

2009年9月5日 土曜日

先日、大学卒業後に入社した会社でお世話になった大先輩と久しぶりに食事をしました。彼は中国から日本の美大に入り、そのまま日本人として DTP、WEB の現場第一線を走ってきた人。齢50を迎える雰囲気を感じさせないパワーに、懐かしさと何となく嬉しさを感じつつ、あまり美味しくない中華を食べました。

彼には今、美大を出たばかりの新人デザイナーが1人ついているそうです。スピード不足は否めないものの、与えられた仕事を正確に且つ丁寧にこなしているのだけど、彼は新人くんに納得がいかないという。

おれが仕事を始めたころは、先輩の手伝いばかりだった。所謂、下積み。だからこそ、初めてデザインを1つ任されたときの喜びは、今でも忘れられない。それは確実に、今まで、これからの自分の支えとなる気持ちの1つだ。だけど、今の連中は自分の手仕事に喜びを感じていない。だから自分のクリエイティブに熱くなれないんだ。

と。下積みの要・不要は別として、自分の手元にある仕事に対して喜びを感じる人も、喜びの濃さも薄くなっているのだろうと、私も思います。それは、単純に作り手として社会人としての情熱が冷めているからではなく、技術やアプリケーションが成熟することで、早い内から、それこそ学生の時分から、作る喜びと、それによるある程度の達成感を得てしまっているからなのかもしれません。

モノ作りにこだわり、作り込むことに辛さと喜びを感じていた時代から、質より量の風潮にさらされる今、自分は何にヨロコビを感じたいのかを考えてみるのも必要なんだと思います。そして、それを感じさせてあげることも。