パソナ主催の「モバイルアプリケーションで
Flash を活用する際のポイントと最新事例」に行ってきました。ちょうど iPhone for flash 辺りから、モバイル Flash(Flash lite)の現状も気になっていたので、テーマとして非常に良いタイミング。スピーカーは、株式会社hi-posiの岡田さん。
内容と共に、Flash Lite について気になった点を備忘録としてメモ。
Flash Lite ノウハウ
- 推奨バージョン:
基本は ver. 1.1。強気でいくなら ver. 2.0。 - 推奨サイズ:
Max 100KB。基本的に外部ロード込み。 - 使えるボタン:
方向キー、決定キー、数字キー(0〜9、#、*) - 外部アクセス:
サイズが許す限りは可能。ただし、トリガーとなるのはユーザ操作時(決定キー、数字キーのクリック)のみ。 - 推奨フォント:
デバイスフォントで 12px か 24px だと個体差が小さい。12px の場合は 最大19文字/行、24px の場合は 最大9文字/行 がおおよその目安。 - メモリ:
1MB が目安。2MB 程度の端末が多い中、au の一部の端末で最小 1MB というものがある。
推奨バージョンが ver.1.1 という点からも、Flash Lite が出始めた頃(6年ぐらい前?)から大きく変わった点はないなというのが正直なところ。ver.3.0 が出て AS2 を使える!という点も、ガラパゴスな日本仕様のケータイ市場では現実感は乏しい。
制作のキモ
- SWF をサーバでジェネレートする
外部ロードはトリガーが必要になるので、SWF をいかにユーザ環境に最適化するかがキモになる。そのため、サーバ側でジェネレータを用意できるとベター。 - メモリ消費を抑える
シェイプの線の使用を控え、塗りでがんばる。
複雑なグラフィックの使用を避ける。 - 1フレーム目の描画落ちを考慮する
Flash のバグなので、1フレーム目はオブジェクトの描画ではなく、変数宣言等を行う。
1点目の SWF のジェネレートは何がスタンダードなのか気になっていたのだけど、制作会社(コンテンツホルダー)側が自作しているケースが多いようだ。個人で作り込むとなると Ming かなと。ジェネレートアプリ作ったら結構美味しそうな気がするけど、どうなんだろうか。