ソフトバンクの勢いの行方。

2009年7月の契約数(純増)で、3年ぶりにドコモに1位の座を明け渡したソフトバンクが、僅差ではありますが、8月は1位の座を取り戻しています。(電気通信事業者協会調べ

そもそも、新規モデルの発売時期でもなかった7月に、ドコモに遅れをとった理由は何だろうか。地味に Android 端末の人気が高まりつつあるのか。iPhone 端末の品薄がダイレクトに響いたのか。

やはり後者だろう。
多数の芸能人や犬を使った地道なプロモーションの効果もあるかもしれないが、なんだかんだ言っても iPhone はソフトバンクにとっての大きなアドバンテージであることに変わりはない。他キャリアからのソフトバンクへの乗り換えは私の周りにも多くいたが、皆一様に iPhone ユーザと化していた。それほどに、端末が売れにくい今のケータイ市場における iPhone のバリューは大きいはずだ。

だからこそ、この状況下で端末の品薄というのは、完全なるミスと言わざるを得ない。マーケティング戦略の1つとして、市場に回す品数をある程度抑制しプレミアム戦略をとることは iPod でおなじみだが、「iPhone everybody キャンペーン」の終了が近づくこの時期にとるべき戦略ではないだろう。

とはいえ、2位陥落から1ヶ月で早くも1位の座に返り咲いている。相変わらず iPhone の品薄感は否めない状況での再逆転なだけに、まだまだソフトバンクとドコモ間の揺れは続きそうだ。それにしても、累計ではソフトバンクは au にも届いてないことに驚いた。

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