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Flash OOP 勉強会 vol.34 に行ってきたよ。

2009年9月24日 木曜日

Flash OOP 勉強会に行ってきました。
なんだかんだで OOP 勉強会は初参加。

今回のテーマは次の3つ。

  • オンラインビデオビジネスの地殻変動
  • ソーシャルアプリの現状
  • Felica と Air によるサービスアプリ開発

なんだか1つも OOP 的な要素が見当たらないのはご愛嬌。話題も新しい mixi アプリなんかを含めたソーシャルアプリのお話はとても魅力的でした。

さて、雑感としてメモ。

オンラインビデオビジネスの地殻変動 〜adobe 太田さん〜

hula.com や BBC Player などオンラインビデオビジネスマーケットにおける Flash はこんなにスゴいんだよ、というお話。

確かに前職でも TBS のオンデマンドシステム開発のお話が挙ってたりしましたが、今の日本のテレビ局が持つ VoD は全部 Flash なのね。H.264 もいけるし、Player の普及度合いからも暫くひっくり返ることは無いのでしょう。みんな Flash でがんばればいいんだ。DRM なんかも、きっちり抜け目無くユーザに優しい感じだし。

ちょっとだけお話のあった、Open Screen Project も楽しみです。

ソーシャルアプリの現状 〜RockYou 石塚さん、Dango 石橋さん 〜

いまソーシャルアプリはすごくホットなので、一緒に作りましょうよ。というお話を、会社は違えどソーシャルアプリに関わる両社の視点から伺いました。

両社とも Facebook でのソーシャルゲーム市場での経験からのお話をされていました。日本でも mixi アプリが動き始めたところですが、若干期待はずれ感の声を耳にすることが多い気がします。mixi だと、やっぱりモバイルがキモなんだろうと思います。

と、話しが逸れましたが、ユーザも多いし、マネタイズも期待できるし、デベロッパーとして手を付けない手は無いよ、というのが両社共通の見解の模様。

Felica と Air によるサービスアプリ開発 〜Sony 相馬さん〜

Felica の SDK もこっそりオープン化されてるし、Felica も結構おもしろいことできるんですよ。というお話。

出始めの頃は、その目新しさもあり話題を目にする機会が多かった Felica。オサイフケータイや suika などの交通機関パスなど、比較的日常生活に馴染んでいるはずなんだけど、いまいちインパクトに欠けるというか、サービスとしての認知が低い印象があります。

そんな Felica も、いろいろやってます。
特に、Felica Lite というものは、Felica のチップ(?) をシールタイプで提供することで、プロバイダ企業が好きなもの(例えば名刺とか、会員証とか)を Felica 化することができる。これ、何だかおもしろいことできそうな気がするー。まだ未定とのことだけど、まっさらなシールで販売して、ホームプリントで作成できたら良いなぁ。

セカイカメラに写るこれから。

2009年9月24日 木曜日

セカイカメラ

ついにセカイカメラの一般配信がスタートした。実現が疑われていたセカイカメラのデビューとなる。

一足早くロエベなどいくつかの場所でデモが行われているため、その機能や雑感については他のブログエントリに任せるとして、今回は、セカイカメラが我々の生活に与える(であろう)影響を考えてみたい。

かいつまむと、「エアタグ」と呼ばれるタグ情報が空間に紐付けられ、それを iPhone 越しに投影して見れるというものになる。ポイントは「空間」であるという点。当然、近い将来に「モノ」へのタグ付けが行われるようになるのだろうが、いまは「空間」が対象となる。

つまり、あらゆる空間が対象となるため、極端にはタグで真っ黒なんてことも考えられる。さらに、Twitter との連携や、Google 辺りのバイアウトがあると、加速度的な情報の氾濫は予想に難くない。

これに対し、開発元である 頓智・ の井口氏は、情報で真っ黒になること、それに対してフィルタリングを行うことを述べていた。優れたフィルタリングを行えれば、確かに一種のコンシェルジュ的な使い方として、生活をしあわせなものにしてくれるのかもしれない。

何のエビデンスも無いが、しあわせに直結したサービスが生まれてくることに期待したいということで、思いつきをメモ。

公共交通機関の運行情報サービスに使えそうだ。
エアタグをリアルタイムで更新することができるようになれば、たとえばバス停や駅のホームで次のバスや電車が今どの辺りを運行中かを、GPS なんかとゴニョゴニョしたら拾って見せるなんてこともできそうだ。

QA サービスと連携しても面白い効果が期待できないだろうか。
QA サイト主導でエアタグを拾ってもいいし、セカイカメラ主導で QA の検証ができてもいい。QA の単純総量の増加と、リアルでの情報の精度保証がおこなえる。

セカイカメラ越しに見えるセカイがどれだけ広いのか。楽しみなサービスがまた1つ動き出した。

グリーの対キャリア戦略。

2009年9月3日 木曜日

元ドコモの夏野剛氏、グリーの社外取締役に就任が正式決定したようだ。

グリーといえば、一時期の低迷期を乗り越え、モバイル上での無料ゲーム(アイテム課金) の成功でいわずと知れたいま右肩上がりの企業だ。グリーは元々 au(KDDI)との親和性が高く、デフォルトアプリとしても au 端末に搭載(EZ GREE)されるほどだった。

それが今回、 とは言え、ドコモのトップにいた夏野氏を社外取締役に迎え入れる形となった。この動きが意味するところは何だろうか?

gree の現状、市場動向を鑑みても、モバイルでのユーザの獲得、市場の拡大を進めることに異論を挟む余地はない。夏野氏の持つドコモ、ドワンゴでの経験と対海外戦略を gree に取り入れ、船首を内から外に転換する日も近いのかもしれない。

ビルコム x カヤック = mixi アプリ万歳?

2009年8月30日 日曜日

ビルコムカヤックが、mixi アプリの企画・開発・PR の代行サービス「SNS アプリ PR」を発表している。

 via: ビルコムとカヤック、「mixi」アプリの開発・PR代行を開始

先日 PC 版の正式リリースが行われた mixi アプリの市場で、企画から開発・PR まで丸ごと代行するというものになる。クローズドベータの頃から、mixi アプリ市場に期待するデベロッパー企業は多かったが、立ち上げから運用までをパッケージとして代行するサービスを発表したのはこの2社が初めてではないだろうか。

PR 会社であるビルコムと、面白法人カヤックがタッグを組むことにより、サービスにおける2社の役割は明確だろう。しかし、なぜカヤックはビルコムと組んだのだろう。完全に私の主観では、カヤックの企業スタンスとバイタリティを持ってすれば、PR についても十分にまかなえるのではないか、と思う。そこには、カヤックならではの PR の仕掛け方への期待があるからだ。もちろん UNIQLOCK をはじめとしてたくさんの web サービスの PR 実績のあるビルコムなだけに「餅は餅屋」なのかもしれないが、メインフィールドではないカヤックがそれをすることに、カヤックのイメージがあるような気がする。

なんにせよ、何かやってくれることに疑いの余地はない。

Caffeine 中毒のススメ?

2009年8月18日 火曜日

先日のエントリのフォローアップ。

ITmedia で次世代Google検索エンジンについて、サイト管理者が知るべき10のことという記事があった。

10の心得が記載されていはいるが、要するに次の2点を唱えている。

 ・検索エンジンが変わる時こそが、2番手・3番手に甘んじている企業・個人にとってチャンスである
 ・Google の動向をくまなくチェックして、とにかく情報を収集し備えるべきである

ちなみにこれは、Google が検索サービスのトップに座っている現状での、我々のとるべき姿勢を示したものだ。

近年多く見られるようになった、特化型やインタラクティブな検索エンジンが対当してくると、単純にこれだけを守れば良いというわけでもない。とはいえ、現状圧倒的なシェアを誇る以上、少なくとも Google(Caffeine) の動向には注目しておかなくてはいけない。

大きな存在の何かが変化するとき、そこには大きなビジネスチャンスが生まれるのは世の常。ただ飛びつくのではなく、しっかりと見据えたい。