‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

Google の選挙プロジェクトの使われ方。

2009年7月28日 火曜日

google

Google が展開する選挙プロジェクト「Google 未来を選ぼう2009」の衆院選スケジュールを明らかにした。

おおまかなマイルストーンは以下のとおり。

  • 7月28日:18時に質問の投稿・質問への投票を締切
  • 7月30日:投票数より 5つの質問を選出し発表
        :議員側からの回答動画の受付を開始
  • 8月15日:24時に回答動画の受付を終了
  • 8月17日:選挙情報サイト「未来を選ぼう衆院選2009」公開

先のアメリカ大統領選挙然り、今回の衆院選もウェブを利用したキャンペーンが少なからず得票に影響を及ぼすのは間違いないだろう。
Blog や Twitter に至っては、「Twitter議員」というコトバが wikipedia に載るほどに政界にも浸透している。

その状況での、今回の Google によるキャンペーン。新聞に15段ぶち抜きの広告まで展開するほどのチカラの入れようだ。

日本の議員(のブレーン?)は、どんな使い方を出してくるのだろうか?
漢字の読み間違いや女性問題のような、醜いネガティブキャンペーンの応酬にならないことを願うばかりだ。

なぜデザインなのか。

2009年7月27日 月曜日

「なぜデザインなのか。」を読みました。
原研哉さん、阿部雅世さんのデザインをテーマにした対談をまとめたものです。

「デザインをテーマに」と書いたものの、単にビジュアル的な造形についての対談ではなく、「デザインを学ぶことはどういうことか?」「デザインが生活とどう結びつくのか?」「デザインとどう関わるか?」といったことを、お二人の考え方をさらりとお話されている内容です。

デザインというと、どうしても造形の美しさにばかり注視してしまうような素人の私ですが、この書籍を読んでデザインに対する意識は少なからず変わったと思います。また、デザイナではないにしろ制作に携わるものとして、何かを作り出す際の関わり方の心得のようなものを、いま一度改めさせられました。
 
 
本当にたくさんのすてきな言葉がありましたが、いくつかを抜粋します。

コミュニケーションの仕事は「わかった」の先にある何かを芽生えさせること

一方でコミュニケーションの仕事は、先ほど言ったとおり「わからせる」ことが目標ではないんです。投げられた情報をキャッチして「わかった」で終わらせない。どきどきさせたり、ときめかせたり、新しい探究心を生んだり、そこに行ってみようと思わせたり、ともかく忘れられなくさせる。要は「そのこと」を考え続けてしまうような状況をつくること、受け手の脳をさらに活発に運動させていくことが重要なんです。

「なんとなく素敵」ではメッセージにならない

何もしていないように見えて、実は緻密に制御されている。猫の毛なんかでも、なんでもなく生えているようでも、ぜんぶの毛が一定の方向をきちんと向いている。 – (中略) – 木の葉は一枚一枚がすべて太陽の光を少しでも効率よく受けようと、意思を持って隙間なく生い茂っているから、樹として美しい。

あの人にも写真を届けよう picwing。

2009年7月26日 日曜日

撮った写真をメールで送ると、指定した住所に現像した写真を郵送するサービス 「picwing」。

「やっぱり写真は現像してアルバムに」、「おじいちゃんとおばあちゃんに孫の成長を写真で」という人は少なくないはず。
そんな人には、フィルム写真と比較してデジカメだとどうかといった点は別にして、その手軽さは素敵だ。
金額も、海外なので別途輸送費がかかるが、1枚当たり $0.20 だから、コンビニでデジカメプリントするのと大差ない。

これは写真をプリントするサービスだけれど、動画をメディアに焼いてラベリングまでして届けるのはムリだろうか。

例えば、結婚式。先日出席した式でも、iPhone で動画を撮ってるゲストがいた。
結婚式は顕著な例だが、写メやケータイムービーで他人を撮るのは、場の雰囲気だったりノリだったりすることが多いと思う。
そういう場合(私の場合)、消すに消せないデータが結構バカにならないぐらい溜まってしまう。データをあげる、というのが一番スマートな解決方法ではあるが、その「場」から遠ざかるほど、また時間が過ぎるほど、データへの熱量の冷え方も大きい。

これに対して、もし写真も動画も郵送してくれるなら、あまり深く考えずにデータを投げることができる。
YouTube やニコ動のセレクション DVD なんていうのも作れたらいいなぁ。

購買意欲をそそるTシャツ販売サイト Tee Fury。

2009年7月20日 月曜日

TeeFury

おもしろい EC サイトが紹介されていた。

via: 一期一会的なデザインTシャツ販売サイト『TEE FURY』

紹介文のとおり、まさしく一期一会。1日1デザインのTシャツを紹介し販売するサイトだ。
いわゆる「限定モノ」としてデザインTシャツを販売するサイトなのだが、1日1デザインという「時間」での区切り方が何とも絶妙に購買意欲をそそる。
また、販売終了となったデザインもしっかりとアーカイブされていて、今回は逃さず買おうという衝動買いに近い気持ちを煽る。

オリジナルデザインのTシャツ販売サイトというと、国内でも幾つかあるが、よく見かける EC サイトと差がないのが現状だ。低価格商品が増え、大衆の購買意欲が落ち込む今、何らかの差別化がないと、短い商品サイクルで多様なデザイナとコラボレーションを始めているユニクロや、価格を落として且つデザイン向上を図る西友やしまむらなどの量販店へのアドバンテージをとることはできない。

そんな中、デザイン性の判断(気に入るか/気に入らないか)に、”購入スイッチの制限時間” が加わることで、購入へのテンションを上げる、というアプローチはおもしろい。

Microsoft 次期 Office を無償提供へ。

2009年7月14日 火曜日

ここのところ、Google と MS についてのエントリが続きますが、MS が次期版 Office 製品となる Office 2010 を WindowsLive に組み込むことを発表しています。つまり、クラウドサービスとして無償利用が可能になる、ということになります。

via: Microsoft、「Office 2010」「Office Web Applications」発表

「Google Apps への対抗」とも記されていますが、名ばかりが先行している感があるとは言え、昨今のクラウド化の風潮から考えても、いつか通る道であったことは確実でしょう。とはいえ、Google と MS によるマーケットの争奪戦が着実に激化していますね。

この ICT のジャイアントである両社の戦いの影で一番恐れを抱いているのは、MS 依存なコンテンツやサービスを提供している ICT 企業なのかもしれません。MS のマーケットシェアの減少は、イコール自分たちのマーケットの減少に直結するわけですから。