APMT リポート。 〜Spark Project Tween 大喜利〜

APMT のサブセッションである Spark Project 勉強会 に行ってきました。

題して 「Tween 大喜利」 ということで、Tween な大物の方々をスピーカーに招いて、彼らの Tween ぶりを聞かせてもらいました。スピーカーは、doke さん、fladdict さんnutsu さん、そして進行の yossy さん。そうそうたるメンバーですね。

ライトニングトークの内容はこんな感じ。(注:下記タイトルは私が勝手に付けたものです

BetweenAS3 の紹介 〜 yossy さん 〜

BetweenAS3 の「かゆいところに手が届く」感のスゴさは言うまでもないわけですが、パフォーマンスもスゴいんですよ、というお話。TweenMax、Tweensy、Tweener、GTween と比較(2万個パーティクルをウネウネさす)したところ、圧倒的なベストパフォーマンスを実現してました。
また、従来の Tween ライブラリと異なり、Tween のハンドラ(complete とか)が要らない書き方なんかもありますよ、と。
ということで、BetweenAS3 がこれからのデファクトスタンダードになるのかしら。

BetweenAS3 Updater をカスタムしよう 〜 Nutsu さん〜

前述 BetweenAS3 のコアな使い方のお話。座標やスケールなど Tween 値以外のプロパティを Tween したい場合は、Updater をカスタムしたら良いじゃない、というお話。
詳しくは、デモなんかもあがっているので nutsu さんのブログを参照。

制作現場の擬音の見える化 〜 doke さん〜

制作現場、お客様とのミーティングでは、確かに擬音が良く発せられます。Flash な人は、擬音から動きを察して作り上げる不思議なチカラを磨く必要があるわけで、doke さんは、それを見える化しちゃおうよ、と。
阿部雅世さんの Haptic Project にヒントを得たらしく、確かに 1つの擬音に1つのイージング関数をマッチングさせて共有できれば、「え。思ってたのと違う…」という寂しい一言を耳にするリスクを減らせるはず。
といっても、ギュイーン とか プルプルっ とかって、人が抱いてる印象って千差万別なんですよね。だからこそ、作ったものがお客様の想いにマッチしたときの嬉しさは格別なわけ。

Tween エンジンの拡張と移行のノウハウ 〜 fladdict さん〜

Tweener のアップデート停止宣言によって Tween 業界に激震が走ったとか走らなかったとか。というぐらい、Tweener が Flash にもたらしたモノは大きくて、我々は Tweener で賄ってたものを他の Tween エンジンに移植したりするケースが出てくるわけです。これに対して、そもそも Tween エンジンへの依存度を抑えた作り方をしましょうよ、というお話。なるほど。

最後に、トークセッションということで皆さんの実務についてのお話(以下)を QA 方式で。

  • モーションの考え方
  • イージングの種類の把握と使い分け HowTo
  • モーション組み込み時の自分ルールや鉄則
  • タイムラインの利用は?

スピーカーの皆さま、お疲れさまでした。

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