パソナ主催の講演「Air/Flex で実現する最新アプリケーション開発事例」を聴きに行ってきました。スピーカーは DNP の生田さん。
テーマがテーマなだけに、エンジニアの割合が多いのかと思いきや、クリエイター(デザイナ?)の方も多くいらっしゃってました。とはいえ、PC を開いている方がほとんどいなかったのが意外でした。
内容はテーマのとおり、DNP の事例紹介と RIA 開発におけるいわゆるキモとなるポイントのお話。RIA をかじっている者として、デスヨネと同調できる部分がたくさんありつつ、ナルホドと感じたことも多くありました。
最初からきれいな提案書を出すより、得意先と一緒になって作っていくというアプローチが大事
受注案件はクライアントとのコミュニケーションが大事だということは明白。ただ、クライアントの提示する要件、制約、課題を分かったつもりで、提案を固めてしまう進め方に陥ることがあります。
本当に良いものを作るためには、クライアントと一緒に考え、作っていく柔軟性が必要ですね。分析フェーズのディスカッションにはクライアントを交えると仰っていたとおり、打ち合わせを単なる報告会ではなく、ディスカッションの場にする意識が大切です。
RIA であることの意味を考える
リッチコンテンツではなく、リッチアプリケーションであること。
リッチであることの意味を単なる派手さ、技術指向による自己満足で終わらせないこと。
画期的な UI の発明はいらない
たしかに。時に奇をてらうのことも必要かもしれないけど、コンテンツではなくアプリケーションであることを忘れちゃいけない。
そして、良いものは積極的にパクる。全部が全部はあれだけど、ものづくりをする上で良いものを適所に用いる目は必要なスキルだと思う。
この他にも、人感センサーだったり、Felica だったり面白い事例のお話もありました。Felica は先日の Flash OOP でもソニーの中のヒトからお話を聞きましたが、制作の敷居が下がったら面白いものが出てきそうな気がします。
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