2009年9月 のアーカイブ

Fxug 勉強会 #85 にいってきたよ。

2009年9月30日 水曜日

Flex User Group の勉強会に行ってきました。

今回のネタは Felica!うーん。SDK がリリースされたこともあって、先日の OOP といいパソナといい、Felica ネタが続きますね。今回はそれに加えて、ワークスアプリケーションの方による、メタデータ中心開発のご紹介でした。以下、雑感。

SDK for Felica & Air/Flash によるアプリケーション開発 〜ソニー 荒井さん〜

これまで耳にしていた関連情報から新しい情報はほぼ無かったのですが、今回はデモソースの解説付きでした。まぁ、SDK 自体は当然ながら AS のコード体系に合わせて作られているので、違和感なくとっかかれるのではないかなと思います。

データの書き込みに関しては若干曖昧そうなところが見られましたが、AS 側でゴニョゴニョとエンコード/デコードしたりする必要は無いようなので大丈夫かな。フリーの書き込み領域が 64Byte x 3 ということを仰っていたのだけど、これはサービス毎に 64Byte で最大3サービスまでということだったのかしら?今度伺ってみよう。

Flex で実現するメタデータ開発 〜ワークスアプリケーション 入倉さん〜

Flash Builder 祭りの際に、どなたかが データ中心開発しようよ みたいなお話をされていましたが、これは若干異なり、メタデータ

要は、Entity のメタデータにフォーカスしながら開発をしていきましょう、というモノ(すみません。想像以上に大枠…)。やっていることは分かるのだけど、いまいち実務レベルでは現実味を感じられませんでした。私自身、データ中心開発というものをしっかりと把握しきれていないからかもしれません。

最後に、タイガさん Max レポート楽しみにしてます!

DNP の中のヒトのお話。

2009年9月26日 土曜日

パソナ主催の講演「Air/Flex で実現する最新アプリケーション開発事例」を聴きに行ってきました。スピーカーは DNP の生田さん

テーマがテーマなだけに、エンジニアの割合が多いのかと思いきや、クリエイター(デザイナ?)の方も多くいらっしゃってました。とはいえ、PC を開いている方がほとんどいなかったのが意外でした。

内容はテーマのとおり、DNP の事例紹介と RIA 開発におけるいわゆるキモとなるポイントのお話。RIA をかじっている者として、デスヨネと同調できる部分がたくさんありつつ、ナルホドと感じたことも多くありました。

最初からきれいな提案書を出すより、得意先と一緒になって作っていくというアプローチが大事

受注案件はクライアントとのコミュニケーションが大事だということは明白。ただ、クライアントの提示する要件、制約、課題を分かったつもりで、提案を固めてしまう進め方に陥ることがあります。
本当に良いものを作るためには、クライアントと一緒に考え、作っていく柔軟性が必要ですね。分析フェーズのディスカッションにはクライアントを交えると仰っていたとおり、打ち合わせを単なる報告会ではなく、ディスカッションの場にする意識が大切です。

RIA であることの意味を考える

リッチコンテンツではなく、リッチアプリケーションであること。
リッチであることの意味を単なる派手さ技術指向による自己満足で終わらせないこと。

画期的な UI の発明はいらない

たしかに。時に奇をてらうのことも必要かもしれないけど、コンテンツではなくアプリケーションであることを忘れちゃいけない。
そして、良いものは積極的にパクる。全部が全部はあれだけど、ものづくりをする上で良いものを適所に用いる目は必要なスキルだと思う。

この他にも、人感センサーだったり、Felica だったり面白い事例のお話もありました。Felica は先日の Flash OOP でもソニーの中のヒトからお話を聞きましたが、制作の敷居が下がったら面白いものが出てきそうな気がします。

Flash OOP 勉強会 vol.34 に行ってきたよ。

2009年9月24日 木曜日

Flash OOP 勉強会に行ってきました。
なんだかんだで OOP 勉強会は初参加。

今回のテーマは次の3つ。

  • オンラインビデオビジネスの地殻変動
  • ソーシャルアプリの現状
  • Felica と Air によるサービスアプリ開発

なんだか1つも OOP 的な要素が見当たらないのはご愛嬌。話題も新しい mixi アプリなんかを含めたソーシャルアプリのお話はとても魅力的でした。

さて、雑感としてメモ。

オンラインビデオビジネスの地殻変動 〜adobe 太田さん〜

hula.com や BBC Player などオンラインビデオビジネスマーケットにおける Flash はこんなにスゴいんだよ、というお話。

確かに前職でも TBS のオンデマンドシステム開発のお話が挙ってたりしましたが、今の日本のテレビ局が持つ VoD は全部 Flash なのね。H.264 もいけるし、Player の普及度合いからも暫くひっくり返ることは無いのでしょう。みんな Flash でがんばればいいんだ。DRM なんかも、きっちり抜け目無くユーザに優しい感じだし。

ちょっとだけお話のあった、Open Screen Project も楽しみです。

ソーシャルアプリの現状 〜RockYou 石塚さん、Dango 石橋さん 〜

いまソーシャルアプリはすごくホットなので、一緒に作りましょうよ。というお話を、会社は違えどソーシャルアプリに関わる両社の視点から伺いました。

両社とも Facebook でのソーシャルゲーム市場での経験からのお話をされていました。日本でも mixi アプリが動き始めたところですが、若干期待はずれ感の声を耳にすることが多い気がします。mixi だと、やっぱりモバイルがキモなんだろうと思います。

と、話しが逸れましたが、ユーザも多いし、マネタイズも期待できるし、デベロッパーとして手を付けない手は無いよ、というのが両社共通の見解の模様。

Felica と Air によるサービスアプリ開発 〜Sony 相馬さん〜

Felica の SDK もこっそりオープン化されてるし、Felica も結構おもしろいことできるんですよ。というお話。

出始めの頃は、その目新しさもあり話題を目にする機会が多かった Felica。オサイフケータイや suika などの交通機関パスなど、比較的日常生活に馴染んでいるはずなんだけど、いまいちインパクトに欠けるというか、サービスとしての認知が低い印象があります。

そんな Felica も、いろいろやってます。
特に、Felica Lite というものは、Felica のチップ(?) をシールタイプで提供することで、プロバイダ企業が好きなもの(例えば名刺とか、会員証とか)を Felica 化することができる。これ、何だかおもしろいことできそうな気がするー。まだ未定とのことだけど、まっさらなシールで販売して、ホームプリントで作成できたら良いなぁ。

セカイカメラに写るこれから。

2009年9月24日 木曜日

セカイカメラ

ついにセカイカメラの一般配信がスタートした。実現が疑われていたセカイカメラのデビューとなる。

一足早くロエベなどいくつかの場所でデモが行われているため、その機能や雑感については他のブログエントリに任せるとして、今回は、セカイカメラが我々の生活に与える(であろう)影響を考えてみたい。

かいつまむと、「エアタグ」と呼ばれるタグ情報が空間に紐付けられ、それを iPhone 越しに投影して見れるというものになる。ポイントは「空間」であるという点。当然、近い将来に「モノ」へのタグ付けが行われるようになるのだろうが、いまは「空間」が対象となる。

つまり、あらゆる空間が対象となるため、極端にはタグで真っ黒なんてことも考えられる。さらに、Twitter との連携や、Google 辺りのバイアウトがあると、加速度的な情報の氾濫は予想に難くない。

これに対し、開発元である 頓智・ の井口氏は、情報で真っ黒になること、それに対してフィルタリングを行うことを述べていた。優れたフィルタリングを行えれば、確かに一種のコンシェルジュ的な使い方として、生活をしあわせなものにしてくれるのかもしれない。

何のエビデンスも無いが、しあわせに直結したサービスが生まれてくることに期待したいということで、思いつきをメモ。

公共交通機関の運行情報サービスに使えそうだ。
エアタグをリアルタイムで更新することができるようになれば、たとえばバス停や駅のホームで次のバスや電車が今どの辺りを運行中かを、GPS なんかとゴニョゴニョしたら拾って見せるなんてこともできそうだ。

QA サービスと連携しても面白い効果が期待できないだろうか。
QA サイト主導でエアタグを拾ってもいいし、セカイカメラ主導で QA の検証ができてもいい。QA の単純総量の増加と、リアルでの情報の精度保証がおこなえる。

セカイカメラ越しに見えるセカイがどれだけ広いのか。楽しみなサービスがまた1つ動き出した。

Android の行方。

2009年9月16日 水曜日

iPhone 対抗馬としてさんざん話題をふりまいた Android だが、日本市場での搭載端末は未だに docomo の HT-03A ただ1機種である。

なぜだろうか?

ソニーエリクソン始め各社が Android 端末を開発中(であろう)ということは、あちこちのニュースで記されているが、未だ無いのが現実だ。docomo については、HT-03A で iモードサービスが通常利用できない(そのため、メールがプッシュされない)といった致命的とも言える大きな課題がある。邪推に過ぎないが、端末開発各社だけでなく、docomo 側の調整が追い付いてないのではないだろうか。

そんな現状をよそに、「Android マーケットへの有料アプリ“登録”が可能になった」ことを google は発表している。google は着々とそのマーケットを固めつつあるのだ。

ソフト、インフラが整いつつあるにも関わらずハードの選択肢が無いのでは、何ともお粗末な展開だ。もちろん皮肉だが、iPhone アプリが iPhone 端末1つのみであることに、真っ向勝負する意味は無い。Android が持つ自由度の利点が、日本のケータイ鎖国から解き放つ日はまだ遠いのだろうか。